7月下旬ちょうど梅雨明けの頃 以前から行きたかった夏の京都に出掛けた 





京都の夏は猛烈に暑い 最近では39度というインフルエンザのときの体温のような気温も珍しくない 気温だけみると東京の暑さより3、4度も高いが なぜか京都の暑さはそれほどでもないと感じるのである





それはなぜなんだろと考えてみる 蒸し暑い日本の夏をどうやったら楽しみながら涼し気に過ごすことが出来るだろうかという工夫がなされているのではないか





暑ければクーラーをガンガンかける するとその熱は室外に放出され一層暑さがつのる コンクリートやアスファルトに覆われた街は日光で熱が蓄えられ街全体が石焼き芋の石のように はたまた岩盤浴の石板のごとく遠赤外線でもって長時間にわたりじっくりと身体の隅々まで温めてくれる





そんな熾烈ともいえる最近の暑さでも 打ち水をし、風鈴を下げ、縁側で中庭を眺めながら団扇をあおぐことで肩透かしを食らわしてしまう日本人の洒脱な知恵が京都にはあるのではないか というよりあって欲しいと思うのである





京都駅から市営地下鉄烏丸線に乗り市街地を北上しバスに乗り換え大原に向かう バスはぐんぐんと山道を登っていき20分ほどで到着する











三千院に向かう参道 市街地とは違う澄んだ空気 気温も心なしか低い気がする

















目当ての苔むした三千院の庭園